愛の国どこにある

遠くで海鳴りが聞こえてくる場所の
ホテルの3階で僕は君に手紙を書いてる
届く宛のない手紙はずっと続く
君を救えないこんな世界はくだらないトコさ そうだろ?

君の真っ白な祈りを 僕もこの世界も聞こえないフリしたんだぜ
だけど君はそれを一つも恨まずに祈った

愛の国どこにある あの娘の悲しみが消えるトコなんだろ
強い僕どこにいる あの娘の苦しみに寂しさを加えちまっただけだろ

この旅で手に入れた古いレコードには
当時の若者たちが怒りを露わにしていたよ
君は言ってただろ 「全てを変えるの」と
だけど君は怒ることより しなやかに手を取り合うこと選んだろ?

君の真っ白な祈りを 僕もこの世界も聞こえないフリしたんだぜ
だけど君はそれを一つも恨まずに笑った

愛の国どこにある あの娘の悲しみが消えるトコなんだろ
罪深い夢を見て ズルい奴があの娘の心 粉々にしちまっただろ

続いてしまう悲しみの連続を 僕が断ち切れればよかったのに
力が欲しかったんだ 祈りを届ける
力が欲しかった 粉々の心取り戻す

愛の国どこにある あの娘の悲しみが消えるトコなんだろ
失いすぎた僕 取り返せるのなら 僕じゃなく あの娘に分けてほしい

罪深い夢を見て 愛の国は 愛の国は

遠くで海鳴りが聴こえてくる場所の
ホテルの3階でずっとキミに手紙を書いているのさ
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