気まぐれな神様

ねぇ…今は覚めないでいてよ
まだ夜は明けていない

ねぇ…空は聞こえないフリで、その笑みを遠ざけるの?

「ずっと一緒だよ」って言えないのは「サヨナラ」が怖いから
僕が弱虫じゃなかったら、まだ変わっていたかな?

─ソレハ、神様ノ気マグレ。─

塞いだ両目
今はこうして覚めない様に、君と夢を見ていたい
「支えに…」なんて言ったら大袈裟だけど
何時までもずっと見守ってるから

巡り逢いは偶然で、想い合えたのも奇跡と言うけど
神様の仕業ならば あと少し、あと少しだけ…

今も「サヨナラ」が言えないのは、まだ此処に居たいから
独りぼっちだったら失う事、痛みも知らずにいたね

─スベテ、神様ノ気マグレ。─

このままでいて 離れないでいて?
君と生きた日々を忘れないように
嘘はつかないよ 一度だけ言うよ
本当は“永遠”を信じ続けていたかった

耳を澄まして、最後に聞いて?
「いつまでも、ずっと… 見守ってるから。」
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