モノクロ

僕は鼻歌 君の周りだけ
そっとただよう モノクロの歌のようさ
君は花びら 空の数だけ
そっと風立つ 夢に消えて行くよう

街路樹と僕の影法師が 夕立の屋上で溶けてゆく

夜を照らした 月色の恋
急に止まった 帰り道に浮かんだ願いは
空を舞うような 君の話に
ずっと笑っていたい モノクロの歌と共に

唇に溶けた君と月 「大丈夫」と僕は震えていた

永遠の夜から 深く朝を吸い込んだ 僕のスピードで
せかされるような 通り過ぎる夜はもう 僕のスピードで

唇に溶けた君と月 「大丈夫」と僕は震えていた
I love Youの僕を乗せていた モノクロの歌が流れていた
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