あいたい…

あの頃の俺は 何も知らずに
自分の夢だけ 追いかけてた
夢さえあれば 生きてゆけると
分かったような顔をして

振り返っても 戻ってこない
すぎた時間も 思いでも
数え切れない 町を歩いた
探すものなど何もないのに

愛しいよ お前の姿
何も聞かずに見送ってくれた
せつないよ どうしてあの時
お前を 置いて行ったのか

あれから何年 時は流れて
お前の噂も 風の中
二人で暮らした 部屋の前に
いつの間にか たたずんでいた

何も変わらない あの日と同じ
小さな明かりが こぼれていた
いるはずのない お前を探す
自分がとても情けなくなる

会いたいよ お前の笑顔
いつも優しく 慰めてくれた
恋しいよ 今ならすべてを
すてても お前を離さない

愛しいよ お前の姿
何も聞かずに見送ってくれた
せつないよ どうしてあの時
お前を 置いて行ったのか
お前を 置いて行ったのか
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