愛は身体の中に…

恋は心の中で 愛は身体の中で
いつも悲しみ宿し 育ち始める
涙を食べながら 夢だけにすがり
すべてを開き 倖せのふりをする
だから逢える その日の為に 髪を何度もとかし
ひとり鏡の中 嫌われぬように
いつか終(おわり)の時が 扉(ドアー)にノックをしても
窓のレースを開けて 見送ればいいから

恋は心が堕ちて 愛は身体が堕ちて
いつも明日を探し 朝を欲しがる
抱かれた嬉しさに 寂しさは隠れ
ぬくもりだけで しばらくは生きれる
だから白いソファーのそばに 花とワインを置いて
急に携帯(でんわ)がきても 困らないように
いつか別れの言葉 部屋に忍んできても
少しお酒を飲んで 許せればいいから

だから
だから逢える その日の為に 髪を何度もとかし
ひとり鏡の中 嫌われぬように
いつか終の時が 扉(ドアー)にノックをしても
窓のレースを開けて 見送ればいいから
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