久遠

乾いた風は砂を運び あの人の面影だけを捜す

引き寄せられるように 私は歩む
そう 出会いは別れの始まり いつも

人はなぜ気付かないふりをしているのだろう
風のような透き通る瞳に私を映して

この世界が終わる前に もう一度あなたに逢えたら
昨日よりも自分らしく素直に生きて行けるのに

今も変わらずにあなたは命を燃やす

この地球(ほし)を見届けることはできないけれど
零れる砂 指の隙間から見えるあなたの蜃気楼(幻)

沈む景色 忘れたくない こんなにも美しいのだと
流す涙の雫さえ 消えない恵みの雨となれ

この世界が終わる前に もう一度あなたに逢えたら
昨日よりも自分らしく素直に生きて行けるのに

今も変わらずにあなたは命を燃やす
友と呼べるようなあなたに逢えてよかった
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