夕顔

それは 昔 夏の終わりに 落ちた夕顔ひとつ
川の音が風に揺れてた 星のない夜でした

「来年もまた 咲くよ」と言って
手のひらに乗せて 笑った人

会いたい 口にすれば
会いたい 涙になる
会いたい あなたは夢なら いつもあの日のまま

向こう岸に あなたが今も 笑顔でいる気がして
空の上の川を渡れば きっと会えるでしょうか

あれからいくつ 花が咲くたび
あなたの面影 追いかけます

この手に 触れなくても
心は 生きてるから
あなたの声が聞こえてる ずっと胸の奥で

今夜は幾千の 星がきらめいて
あなたと僕をつなぐ
あふれるこの想いが 届いたなら
風を吹かせ 夕顔揺らして

会いたい 口にすれば
会いたい 涙になる
会いたい あなたは夢なら いつもあの日のまま
この手に 触れなくても
心は 生きてるから
あなたの声が聞こえてる ずっと胸の奥で
ずっと胸の奥で
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