風乞うて花揺れる

ひとひらのあの花の様に 輝く明日を願ったでしょう
瞼の裏側にある悲しみはもう知った

道端にうずくまった僕らが愛の種だとして
光と水をくれたこの場所に花を咲かそう

鼠色の空の下「青空を」と祈るけど
隠しきれないこの足跡に 誇りをつむいで歩いてく

遠くに見えた一番星 西へ向かう昨日に手を振る
あなたはまだそこにいてくれて 東から来る明日を待ってる
ずっとずっと分かってたよ 君が照らしてくれたその道を

その丘に風は吹いて 始まる夜空を見上げるのでしょう
瞬いた星達が変わらない街を照らす

藍に染まる空の下 星々が散らばるなら
過去に出来ない痛みを前に 明日を探して踏み出せる

遠くに消えた一番星 「明日に帰るんだ」と呟く
いつも今日も気づいてたよ 君が守ってくれたこの場所も

変わらぬ気持ちで出逢えた朝には
もう戻れない不安の影も静かに確かに緩んでく

昨日の空に満ちる光 いつかの空にもまた輝く
あなたはまたそこにいてくれて 僕らの胸の中にも灯る

遠くに見えた一番星 西へ向かう昨日に手を振る
あなたはまだそこにいてくれて 東から来る明日を待ってる
ずっとずっと分かってたよ 君が照らしてくれたその道を
君が照らしてくれたこの道を
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