僕の人生

例えば僕の人生なんて
あらためて思い出すほどのものでもないけど
幼い頃は 僕は僕なりに
叶うはずのない夢を 叶うと信じてた

大人たちは 何故か目を伏せて
ただしきたりとか 現実だとか
僕にはそれが許せなくて
気づけば ひとり

それから僕は 僕の人生を
それなりに試してみた それも楽しく
でもいつしか 歩き疲れて
ぎこちない勇気だけ むなしく残った

友達さえ 僕に背を向けた
結局は 僕も現実という
冷たい海を さまよっていた
気づけば ひとり

思えば世の中には 悲しすぎることばかり
そんな気がする 何かが足りない…

それでも僕の人生だから
精一杯生きてみようと やっぱり思ってる
父を亡くして 立ちつくす母
僕はただ泣きながら 母を支えてた

そして母も静かに眠って
残された僕は ごく自然に
僕の人生を 受けとめてた
気づけば ひとり
Alone Again また
Alone Again ひとり
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