きずな

夢もやれない 男のために
尽くす真心 酒より沁みる
情け忘れた この俺に
絆(きずな)むすんで 生きるやつ
風は冷たく 吹くけれど
今はおまえの 俺でいい

辛い過去(むかし)を 可笑(おか)しく仕立て
聞かすおまえの その瞳(め)に負けた
北の育ちの せいなのか
うすい肩して 意地を張り
俺を男に すると言う
可愛いおまえに 泣ける夜

時雨(しぐれ)ふる夜 ふらりと寄った
安い酒場に 咲いてた花よ
絆むすんだ 二人なら
何処からだって 出直せる
おまえ次第さ この先は
ついて来るのも 来ないのも
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