花咲けば 花の憂いを知って
雪降れば 雪の嘆きを知らされる
うつりゆく季節こころに感じ
なおさらに 人のぬくもり想い出す

あなたをもう この手に抱く
しあわせなど 望めなくて
わたし ひとりで 口ずさむ

かごめ かごめ
籠の中の鳥は
いつ いつ 出やる
女が泣いて
雨降る夜に
こっそり出やる……

寄りそって 生きる明日もあれば
とこしえの 夢を求めることもある
さびしさも 愛の証しと思い
消え残る 肌の匂いに酔いしれる

ふるえる手で 書きつづける
終わりのない 手紙に似て
わたし 今でも 恋しがる

かごめ かごめ
籠の中の鳥は
いつ いつ 出やる
女が泣いて
雨降る夜に
こっそり出やる……
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