大阪雨やどり

すねて流れて また傷ついて
ずぶ濡れの 羽根をやすめに はぐれ鳥
仮寝の街の とまり木ネオン
演歌みたいな ひとに逢い…
初めて泣いた 情けに泣いた
雨やどり 雨やどり 大阪雨やどり

叱る親さえ ないこの俺に
人の道 諭す師匠(おやじ)の あたたかさ
銭金(ぜにかね)やない 真心だけや
演歌みたいな その言葉…
命にしみる 誠がしみる
雨やどり 雨やどり 大阪雨やどり

縁というのも 不思議なもので
気がつけば ここに根づいて 十年か
あの日があって 今俺がある
演歌みたいな 物語り…
唄えば泣ける しみじみ泣ける
雨やどり 雨やどり 大阪雨やどり
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