運命じゃない

ぬくもり求めて かさねた素肌に
ひんやりした影がまた落ちてゆく
そぶりにも出さず 優しいままでも
ただわかってしまう 女の勘

突然の悲しみに傷つかぬよう
さようならを用意して抱かれている

どれだけ好きでも 心尽くしても
いつかこの愛を捨てる日がくる
どれだけ好きでも あなたにとっては
運命(うんめい)じゃないの 私は

寂しい気持ちで 思わずのばした
指の先にちょうど私がいたの
ずっと一緒だよと ささやいてくれた
子どもでさえ見抜く あなたの嘘

この胸でいいのなら時間つぶして
本物の愛しさに出逢えるまで

どれだけ好きでも すべて捧げても
いつか思い出に変わる日がくる
どれだけ好きでも 泣いて叫んでも
運命じゃないと知るだけ

どれだけ好きでも 心尽くしても
いつかこの愛を捨てる日がくる
どれだけ好きでも あなたにとっては
運命じゃないの 私は
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