マヤカシ少女

心の中のマヤカシ少女 化けられる 偽れる
「要らないものは置いてきたの」 真っ白な朝を好んでいる

寂しさを常に抱いて 嘘をつくことも慣れていた
寒くなって雨が増えた 見上げた空に馬鹿にされて

乾いたぬくもりに もう存在意義はない
誰もかれも置き去りにして

傷つく度 少女は笑う あぁ もうすぐ自由になれる
命が削れてしまう前に そう言ってまた眠れぬ夜に…

あふれる才能 大袈裟すぎる プライドだけが身に染みた
誇らしげに語られる 美化された私にサヨナラ

思い描いていたなりたい人物像は 綺麗なもんじゃない
我が両手で首を絞めて喚く ここが舞台か ライトを浴びて

傷つく度 少女は笑う 思い通りに騙されて
命が削れてしまう音を 確かめて眠りにつこうか

まとわりついてるセンセーション そう 本当は怖いだけ
誰もかれも置き去りにして 存在意義を見出す為に

傷つく度 少女は泣いて そうだ これが在るべき姿
命は削れてしまう
だから美的センスが試されているでしょう?

心の中のマヤカシ少女
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