哀しみ桟橋

あなたを待ちわび 三年三月
こぼす涙が 波になる
必ず戻る なぐさめを
信じた私が ばかでした ほんとにばかですね
私いつまで 待てばいい
哀しみ桟橋 雨が降る

ひとつの毛布に くるまりながら
沖の漁り火 見た夜ふけ
あの日のふたり 幸せを
思えばなおさら せつなくて やっぱりせつなくて
私いつまで 泣けばいい
日暮れの桟橋 雨が降る

女の心の 涙の海に
揺れる未練が 渦(うず)を巻く
どこかの町で 今頃は
誰かと暮らして いるでしょか ほんとにいるでしょか
私いつまで 待てばいい
哀しみ桟橋 雨が降る
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