戦場初舞台

花の歌舞伎の 子と生まれ
眉を染めたも 昨日まで
今日は戦地で 銃(つつ)を執(と)る
若い心の 凛々しさよ
凛々しさよ

弾の響きを 合の手に
進む決死の 突撃は
馴れた芝居じゃ なけれども
今ぞ誉れの 初舞台
初舞台

遠いあの世の おとうさま
ほめて下さい このわざを
天皇陛下 万才と
叫ぶわたしの 幕切れを
幕切れを
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