鋼の鎧纏う、三百の大司祭

人には 大いなる夢があり それ故 あわれみ深く
さいわい 高きところに 神を あがめて しるしと定めた

とても暗くて とても寒くて 私は あなたに背く
未来へ 繋がる 契約が 断ち切られたら――――

無限廻廊へ 落とされた糸 幾重に別れる 過ちの導き
鎧を纏う 嘘偽の精霊 善悪も知らず 剣を解き放つだろう
三百の『その目』を欺けば 天使にも 悪にもなる

真理に 触れられたいのならば 叫びを 祈りに変えよ
荒ぶる その行いに 神が 問うなら 海へ落ちよう

欲がはらんだ 罪が熟して 私は あなたに背く
命の ともしび 約束が 闇に堕ちたら――――

神殿の幕を 上げる司祭者 私は神の子 選ばれし末裔
鋼を叩き 大地を踏めば 日は闇に変わり 月は血を選ぶだろう
三百に及ばぬ 羊たち 自らに 十字となれ

かけがえのない天地も やがて海も消え去っていく
時間さえも空間さえも 綻びを 晒されて 黒き谷へ

暗黒の空を 引き裂いたなら まぶしい欠片が 大地へと落ちゆく
南北の地を 隔てる力 邪悪の光は 人々を試した

無限廻廊へ 落とされた糸 幾重に別れる 過ちの導き
鎧を纏う 嘘偽の精霊 善悪も知らず 剣を解き放つだろう
三百の『その目』を欺けば 天使にも 悪にもなる
世界の深淵
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