陽射し

通り過ぎる風 見送りながら待つ38分の急行電車
イタズラで描いた僕のピカソが ほらそこに残ってる
腕時計の針に流される僕と予定通りの発車ベル
今ではもう振り返れない 走り出した窓の向こう
「何か」を探して「何か」に迷って「何か」につまずく
その「何か」に不安を感じ また同じ日々くり返すんだ

長く続く線路に差し込んだ
陽射しが愛しく見えて
どこまでも近くに「これから」を
作ってくれた

呼びかける声語りながら作った 大切な時間達
耳を澄ませば 僕には聞こえる 遠い昔の笑い声
「確か」が欲しくて「意味」に悩んで「現実」につまずく
その答えは結局 この街にあるのかな?

遠く見える明日に舞い降りた
陽射しが優しく見えて
果てしなく近くに「これから」を
作ってくれた

花が咲き 蝉が鳴き 流れる星
過ぎゆく季節感じて 歩き出そう

長く続く線路に差し込んだ
陽射しが愛しく見えて
どこまでも近くに「これから」を
作ってくれた

遠く見える明日に舞い降りた
陽射しが優しく見えて
果てしなく近くに「これから」を
作ってくれた
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