夫婦盃

お酒のにおいが しみこんだ
座蒲団がわりの いすならべ
三々九度の まねごとを
すればふたりに しあわせの
泪がこぼれるね
ああ 泪がこぼれるね
夫婦盃

何にもお祝い ないけれど
二人にゃ小さな この子らの
笑顔を包んだ のし袋
胸にいつでも しまってる
苦労をのりこえた
ああ 苦労をのりこえた
夫婦盃

一緒になってと いったのは
私のほうです ねえあなた
貧乏ぐらしの ふたりでも
ちから合わせりゃ 今度こそ
冬にも春がくる
ああ 冬にも春がくる
夫婦盃
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