最終回

手を振っているね せめて最後だけ
思い出に出来るなら ほほえんでいよう
夕日にせかされて 帰る子供たち
楽しいことばかりは 続かないんだね

側にいたい 声を聴きたい
こんな近くで思ってる

坂道を登って見慣れたあの駅で
二人の物語は 最終回です

お互い似ていたね 不器用なところも
恋じゃなかったならば うまくやれたかな?

見つめすぎて 見えないことに
今さら 気づいても遅すぎるけど

ああ 待ち合わせた 角の古本屋
ああ 星を見てた夜の公園も
みんな通り過ぎてく…

側にいたい 声を聴きたい
そう 風邪をひいた時も 海を見たくなった時も
誰にもわがままを もう云えない…

あなたと過ごした 短い月日は
夕日が包む駅で 最終回です

夕日が沈む頃に 最終回です
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