春の味方

ただ普通の日々が 何よりも大切になったよ
その小さな手で いつか夢を つかむようにね

都会の隅の部屋が あなたが微笑う世界で
ふたりでどんな日も どんなことも
抱きしめていこうと 胸に誓った

桜風舞うあの道は ただ電車の音がして
私はまだ若く あなたは幼くて
過ぎて行く時間が 愛しくて 名前呼んだ

たぶん人と違う家族だってね 思うだろうけど
でもさよならもね 新しい旅 始めるため

道行く人が優しく あなたを見て微笑った
一人じゃないことに 気付けるかな
消えてしまいそうに 悲しい夜も

花の雨降るあの道は ただ春の匂いがして
ぐずるあなたの手を ずっと引きながら
帰り道はなんか 切なくって 涙ふいた

桜風舞うこの道で いま繰り返す全てに
限りがあることを 命があることを きっと伝えたいのです
いつの日か
心から ただ心から 好きな誰かに出会ってね
あなたに伝えたい 言葉にならない
だけどどんな時も 永遠にずっと 味方なんです

全てなんです
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