迷い月

痩せた三日月 お前のようで
抱いてやりたい そう思う
これから逢おうか やめようか
男の 胸の 迷い月
お前をずっと 待たせるか
別れることが 優しさなのか

独りグラスを 重ねるけれど
何故か心は 酔えなくて
これから満ちるか 欠けるのか
夜空に 浮かぶ 迷い月
お前をそっと 忘れるか
離さないのは わがままなのか

背中丸めて どこまで歩く
白い花びら 散る道を
これから逢おうか やめようか
男の 胸の 迷い月
お前をきっと しあわせに
嬉しなみだで 泣かせてみたい
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