ウルフ

熱すぎる体温に そして君はいつも隠さない
三角に覗く夏の色を 撒き散らしながら
群がる噂 楽しんでいる
身体中に残した 証拠確かめて
汗で滲んだ その素肌に

キスして 噛みついて 痛いぐらいがいいね
離さない 世界中のどこにいても
他の誰かが 手を出せないように マークして

熱すぎる誘惑に そして僕は何も選ばない
ランダムに過ごす夏の色を 駆け回りながら
出会った偶然 楽しんでいる
爪の跡を残して 名前刻み込む
見つけたら すぐ わかるように

キスして 噛みついて 痛いぐらいがいいね
かまわない 独りでも誰といても
記憶の淵で眠る 愛の形 あげる

傷に染み込む 涙を隠すように
満たされぬ衝動が また牙を剥く
月明り差す その素肌に

キスして 噛みついて その心を狙う
逃がさない 擦れ違う その瞬間

キスして 噛みついて 痛いぐらいがいいね
この目眩 身体中の野生騒ぐ
今日もどこかで 一人 駆ける
ウルフ 強く 強く マークして
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