おやすみ

花瓶に咲く花を眺めて見ては一人呟いてる
ここに二人いたことも聞こえないふりの夜なんです
認めない事とそれとも戻れない場所を選んで
一つ先の路地を曲がりあなたに会えた事も

まるで嘘みたいだね

ずっと探してた 言葉には出さないで
足りない物はもう何も無いから
答えなんて求めないで

一人ぼっちの夜も数え切れない位あったけれど
僕だけの大切な物それも今日で無くなるよ
夜が行きすぎる頃に君は少しうつむいて
言葉だけじゃ足りないから一緒に明日を待ったね

本当に不思議だね

突然泣き出した昨日と今日の狭間で僕ら
それぞれの痛みと思いを抱いたまま
夜に弾かれて行く

だからおやすみ
目を閉じても僕は消えないよ
怖がる事はもう何も無いから
このままでおやすみ
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