桃色

あたしに今すぐ夢中になって
この唇全てあなたにあげるわ
そうやっていつも追い越さないでね
一緒に歩幅合わせて生きたい

思いきりかんだ爪の先は昨日塗ったマニキュアの味
あなたのその茶色の髪はあたしと同じシャンプーの匂い

あなたへのあたしの小さなたくらみは
いつも掌で裏返させられて黙ってままごと遊び
だけどねぇ おいて行かないでね

あたしに今すぐ夢中になって
この唇全てあなたにあげるわ
そうやっていつも追い越さないでね
一緒に歩幅合わせて生きたい

ぐっとくるわ もうだめだ あたし息が止まる5秒前
胸のここらへんかきむしる程強く愛してしまった
どうすればあなたが笑ってくれるかと
悩んで考えるの それこそがあたしの幸せの一粒
だからねぇ もう邪魔しないでね

声が震える少しとまどうの気持ち
愛しく思われたいが為のあたしのただの気持ち
だけどあなたの気持ちどうもあたしに負けてるわ

あたしを今すぐさらって逃げてこの体全てあなたにあげるわ
冬の寒さに桃色の汗を約束してね忘れないでね

あたしに今すぐ夢中になって
この唇全てあなたにあげるわ
そうやっていつも追い越さないでね
一緒に歩幅 一緒に歩幅 一緒に歩幅合わせて生きたい
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