decision

思い出を辿っても色は無く
輪郭だけハッキリと今でも残ってる

曖昧なままが楽だと 見える真実に目を塞いでも
モノクロに迫る現実が 揺れるココロ脅す

寒い夜 寄り沿い眠った 心に秘めた涙は隠して
温度のないキスは水を飲み干した後の喉のように冷たくて
いつも傷つけた

約束はいつでも次の季節に
映画館のチケットは置き去りのまま

それでもここに愛はある 何度も自分にいい聞かせて
モノクロに迫る現実を 嘘に塗り替え 綺麗にした

長い夜 抱きしめて眠る 必死に探したキミのいいトコを
でもそれ以上を他にも知っている人がいると 考えるたびキミを
遠くに感じた

許したのはキミでは無く 知らぬ間に手を染めた罪な恋
モノクロに迫る現実に 「うん」と頷いて手を振った

長い夜 優しくはないけど 小さなプライドくらい守らせて
約束した場所にはサヨナラの気持ちだけ 見送り 「ありがとう」と
笑顔で泣いてた
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