影法師

人の優しさ 恋しい晩(よる)は
男泣きする 切ない胸が
この身をつつむ ぬくもりならば
愛じゃなくても 信じあえる

心の傷なら 酒でもくらって
詫びたい人なら この手を合わせて
淋しさこらえた おまえの横顔
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師

胸に灯(あかり)を ともした晩(よる)は
想い出だけが 心のねぐら
夢がちぎれて ひとりでいても
誰かを抱けば 忘れられる

心の傷なら 涙で洗って
逢いたい人なら この瞳(め)をつぶって
淋しい背中が お前の人生
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師

心の傷なら 酒でもくらって
詫びたい人なら この手を合わせて
淋しさこらえた おまえの横顔
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師
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