JUNK CITY

熱い眩暈(めまい)の様に 鳥の影が街を横切(よぎ)る
美空を飛べる 夢もいつか見なくなった
スクランブルの群れで 君と知らず君に出逢う
粗悪な Destiny シャツの汗にザラつくだけ

ジャンクな日々の果てに
孤独を愛した
巨大なビルボードの
微笑みにも 目を背(そむ)けて

揺らめく陽炎だけが燃えている
アスファルトは溶け始めた迷路
戸惑う逆光線の彼方から
今も君の 声がする

スプレーが剥げ落ちた ガード下の落書きさえ
冷たい風に 晒(さら)されてるそんな時代
自分に言い訳する ボキャブラリーだけが増えて
皮肉な Sympathy イラダチなら判りあえる

チープな欲望より
自由を選んだ
アウトサイドの地図は
傷痕にも 似ているけど

揺らめく陽炎だけが燃えている
アスファルトは溶け始めた迷路
想い出ひとつも残せない俺の
ブーツの跡 焼き付けて

凍えた炎も運命の君が
手を翳(かざ)せば胸を焦がすだろう

揺らめく陽炎だけが燃えている
アスファルトは溶け始めた迷路
戸惑う逆光線の彼方から
今も君の 声がする
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