すずめは雀

海鳴りが 聞こえます
ひとりの港…
山の雀が 住む場所(とこ)なんて
どこにも無かった
あなたと見てた 灯台の
あかりが今日も 揺れてる
すずめは雀 仕方ないのに
涙が溢れて 止まらない

口紅は 落としましょう
ひとりの港…
だって綺麗に お化粧したら
逢いたくなるから
嫌いになると 決めたのに
決めたらもっと 恋しい
すずめは雀 忘れたいのに
泣きたくなるほど 今も好き

あなたに編んだ マフラーは
夜明けの海に 捨てます
すずめは雀 変われないのに
涙が溢れて 止まらない
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