晩秋

風花が 肩に止まれば
二人が出逢った 晩秋(あき)ですね
想い出が フィルムのように
この胸静かに 流れます
夕日の海の 向こうには
あなたが住んでる 街がある
よろこびも 悲しみも
愛に包まれて 生きられました
遠く離れて 暮していても
心はとなりを 歩きたい

この街が 白く染まれば
あなたとかさねた 冬ですね
おだやかに 過した日々は
思えば小さな 奇跡です
季節を告げて 吹く風も
あなたの優しい 声になる
寂しさも せつなさも
愛し合えばこそ ぬくもりでした
冬が往き過ぎ また来る春も
あなたのとなりを 歩きたい

よろこびも 悲しみも
愛に包まれて 生きられました
遠く離れて 暮していても
心はとなりを 歩きたい
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