微睡み

心の奥の蛇口から
ポタッと落ちる過去の雫
そう あなたが締めたはずの
栓が緩すぎるね

真夜中のベッドで目を閉じてると
気になって来る

忘れかけた愛が
ほら すぐ近くから聞こえるよ
胸の奥にずっと響き続ける
甘く切ないMemories

今すぐ立ってキッチンまで…
そんな気にはなれないように
まだ あなたの夢見ながら
一人 微睡みたい

暖かな毛布を抜け出せなくて
縮こまっている

思い出した愛は
そう あの輝いた日々の中
2度とあんなに誰か愛せやしない
痛みみたいな水の音
リグレット

愛しさが
あとひと雫だけ
シンクに落ちてしまったら
眠るのは もうあきらめよう
瞼を開いて
天井を眺めて
耳を峙てる

忘れかけた愛が
ほら すぐ近くから聞こえるよ
胸の奥にずっと響き続ける
切ないMemories

人の気持ちなんて
そう 簡単に割り切れない
ちゃんと締めたはずの愛の名残に
今も私は微睡むの
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