小犬の神様

冷たい雨に 濡れながら
飢えた子犬が いたんだよ
パンのかけらを 分け合って
抱いた男が いたんだよ

子犬がなめる 髭面に
銀の涙が 光ってた
どんな情でも うれしいか
罪に追われる 人間は

(セリフ)子犬は、男に抱かれて三日三晩…
たったそれだけの思い出を忘れませんでした。
「おいらは、悪い奴だよ。だけど心を入れかえて、
きっと、おまえを迎えに来る日がある。
それまで達者で、生きていてくれるよなあ…」

あいつはやがて 捕まって
行ってしまうさ 監獄へ
だけど子犬は 忘れない
たったひとりの 神様を
神様を…
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