男いのちの 仕事に生きる
道に上下は ないはずだ
人に見えない 裏側を
火の粉かぶって 支えてる
鳶の勇みは 男の誉れ
俺がやらなきゃ 誰がやる

口は建前 涙が本音
渡る憂き世の露しぐれ
足場かためる 俺たちが
いなきゃこの世は お陀仏さ
鳶の血潮は 祭りの華だ
神輿かついで 練り歩く

銭が無ければ 頭をつかえ
何も無ければ 汗を出せ
風に吹かれて 飲む酒も
コップ一杯 夢がある
印半纏 背中をきめて
木遣り唄って あおぐ空
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