極夜

朝目覚めるとすぐ あなたのこと思い出して
もう一度目を閉じる
あといくつ眠れば 悲しいこと
氷のように溶け出して 涙になるのだろう

始まるわ 新しい日が
始まるわ ここに
なにもかも呑み込むように
始まるわ また

のぼらない太陽 凍った星
時が止まることはない それでも
あなたがいないのに 私はいる
祈りは誰に捧げて 誰を救うためにあるの

音をたて 震えながら
狂おしいほどに
生きている 生きているわ
生きている 今


いつかどこかで会えるまで
遠くにいる 少しだけ
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