さよならDINO

あの日 空から 不思議な雨が降るのを見た
twi twi tu twa tu twi tu twa
つぶやき 落ちてくる

Plankton 鏡文字 数えきれない言葉の
Plankton 幾千万 砕けて散った言葉の

きみの最後の手紙が 届くのを待っていた
twi twi tu twa tu twi tu twa
明け方 道の上

Plankton 鏡文字 空を埋めた その時
全部わかったんだ きみにはもう会えない

DINO さよなら
魔法の風 さよなら
きみは僕の 宇宙だったんだよ

きみと僕との 二億二千二百五十八万年
twi twi tu twa tu twi tu twa
瞬く 光と闇

笑いころげたジュラ紀 夢と過ぎた白亜紀
文字を覚えて書いた 謎の星の哲学

始まりのない 終わりのない 永遠の時間を
twi twi tu twa tu twi tu twa
きみとずっと 生きたかった

終わりはあった方が いいんだよって きみの声
聞こえるはずがない きみはいない どこにも

DINO さよなら
欠けたティーカップ さよなら
夜 さよなら 僕は旅立つ

巨大なきみの背中が 僕を乗せて走る
twi twi tu twa tu twi tu twa
あの日のふたりを見た

Plankton 鏡文字 さかさに書いたARIGATO
Plankton いつまでも 僕の空で ゆれてる
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