恋しぐれ

涙まじりの 氷雨に濡れて
白い京都に ただひとり
二度と戻らぬ 恋だから
心が凍って しまうまで
想い出捨てて 涙を捨てて 未練も捨てて
生きる女の 恋しぐれ

心だけでも 欲しいとすがる
背中合わせの 恋でした
酔って抱かれた だけですが
離さないよと 燃えたのに
あなたはいない 涙も涸れて 私はひとり
生きる女の 恋しぐれ

誰が唄うか あの恋歌を
白い京都に 響きます
比叡おろしの 風に乗り
からだの芯まで しみてくる
愛する人と 別れることは 死ぬよりつらい
生きる女の 恋しぐれ
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