ふるさとは茜色

真っ赤な夕日が あと追うように
きしむ線路を ついてきた
また帰る
夏になったら また帰る
麦の穂実った ふるさとに
胸を弾ませ 何度も手を振った

季節が流れて もうすぐ二年
夢を信じて あと二年
また帰る
きっと笑って また帰る
瞼に浮かんだ 仲間たち
走る自転車 畦道(あぜみち)そよぐ風

日暮れに歌った 夕焼け小焼け
泣いちゃいけない この街で
また帰る
遠いあの道 また帰る
幾つになろうと ふるさとは
今も揺れてる あの日の茜色
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