女のこよみ

煙草はおやめ 口紅も
うすくと いつでも 叱られたわね
あなたで変わった 女ごころを
いまさら どなたに あげろと云うの
たった一夜で 散る花も
恋もあります さくらの季節

女がお酒を飲むなんて
きらいとあなたは云ってたけれど
飲まなきゃならない 夜にしたのも
やっぱりあなたよ 耐えられないわ
愛を教えた くちびるで
嘘もつくひと 浮気なひとね

自分の生活に そめかえて
男はあっさり 逃げてゆくのね
短い爪も 地味な着物も
最後の女に なりたいばかり
夢を見てたの お馬鹿さん
泣いてみせても 私の負けね
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