女のくやしさ

こんな淋しい女の胸を
たたく冷たい夜の雨
たよる夢さえない私
貴方うらんで泣いたこと
何どあったろ何どあったろ
くやしさに

男心の冷たいしうち
耐えてしのんできたものを
何んで散らした日陰花
苦労承知で始めから
暮らすつもりで
暮らすつもりでいたものを

一人生きてくこれから先を
いえば泪のぐちになる
きえぬ貴方の面影に
ねむりつけないいつまでも
心乱れて心乱れて
つらい夜
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