愛の詞

華咲く庭で揺らめく瞳は
棘の中 手を伸ばす

儚く香る悪夢から 連れ出して

重なり合うその度
溢れ出す沈黙の詞
したたり落ちる涙のように
密やかに 拭い去る

冷たい籠の小鳥は鳴かない
溺れそうな罪の中

羽ばたく程に満たされぬ思いなら

囁く愛の詞
溢れ出すこの愛の刃
届かない あなたへはきっと
いつまでも いつまでも

whisper my love, forever...

叫んだ愛の声も
最後(おわり)を告げる響きならば
重なりあった身体ごと
朽ちていく 華となれ

囁く愛の詞
溢れ出すこの愛の刃
あなたを奪う毒のように
いつまでも 唱えるわ
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