III‐実存

何もないたった一人だけの世界では
怖い程の自由が溢れかえっているだろう

自分が生きている事を示してくれる
誰かの存在もない場所に僕は今、立っている

全てに理由が
存在するなら
何の為生まれ
誰が為に生きている?

全てに理由が
存在しないなら
この世界は無意味だ
その世界の中で

僕らは皆賽を振り続け
自分自身をそこに投企して
選んだ先にある可能性へ
辿り着く為に前へ進んでいく

僕らは賽を振り続け
見えない明日へと進んでいく
それはまるで僕が選んできた
自由達に呪われているように

誰かの望む物の為に生まれた訳じゃない
誰かの望む物の為に生きてる訳じゃない
いつだって自分の存在は
自分が選び切り開いていかなきゃいけない

現状与えられた世界の中で
実感出来る自由を喜ぶの?
現状与えられた世界の中を
変化させる為に苦しんでいくの?

解放された自由を得る為に
実現していかなきゃいけないのは
現状変える事でも
変化望む事でもなくて
そう、自由である事そのものさ

僕らは皆賽を振り続け
自分自身をそこに投企して
選んだ先にある可能性へ
辿り着く為に前へ進んでいく

僕らは賽を振り続け
見えない明日へと進んでいく
それはまるで僕が選んできた
自由達に呪われたように

僕らは皆賽を振り続け
自分自身をそこに投企して
選んだ先にある可能性へ
辿り着く為に前へ進んでいく

僕らは賽を振り続け
見えない明日へと進んでいく
まるでどこまででも続いていく
自由をずっと選び続けるように
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