Pure

君を待つ廊下は長くて、
すれ違う時間は瞬間
いくつもの言葉はその時、
ひとひらの溜め息に変わる

声をかけた途端に、
なにもかも消えてしまいそうで

もしも愛にカタチがあるのなら、
こんなに悩むこともないのかな?
どんな言葉がいいのか?なんて、
迷わずに生きてゆけるから

ありのままの想いを伝えたい
あるがままの私を届けたい
かけひきなんて、らしくないから、
まっすぐ胸に飛び込みたい
素直なままで、
君の隣に、いたい…

人はみな手に入れるとなぜ
わがままになってゆくのだろう?
それだけじゃ何か足りなくて、
また次を求め続けてる

ケンカの理由なんて、
いつだって些細なことばかり

もしも愛にカタチがあるのなら、
云えないこの想いわかりますか?
そんなことなど、どうでもよくて、
ただ私を見て欲しいだけ

好きで、すきで、スキでたまらなくて、
あれほどまで夢みたはずなのに、
不安な心、確かめたくて、
目に見えるものをせがんでた
信じることを
忘れた胸が、痛い…

それはいつでもきまぐれで、
移ろい変わりゆくものだから

きっと愛にカタチがないのには、
隠された大事な理由がある
優しさだとか、ぬくもりだけで
解き明かせるものじゃないんだ

好きで、すきで、スキでたまらなくて、
しあわせを追い越したこの胸は、
寂しさだとか、苦しさだとか、
悲しさだけを拾い上げて、
素直になれず、
君は隣に、いない…
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