北上夜曲

匂い優しい白百合の
濡れているよなあの瞳
想い出すのは 想い出すのは
北上河原の月の夜

宵の灯(ともしび)点(とも)すころ
心ほのかな初恋を
想い出すのは 想い出すのは
北上河原のせせらぎよ

銀河の流れ仰ぎつつ
星を数えた君と僕
想い出すのは 想い出すのは
北上河原の星の夜

僕は生きるぞ 生きるんだ
君の面影胸に秘め
想い出すのは 想い出すのは
北上河原の初恋よ
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