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Al Phobis

 
美しい薔薇の香芳しき
この月夜に秘めし物語

選ばれる事はまた悲しき
破滅と終焉と愛を呼ぶ

あの遠い記憶 眠りの森の中で
詠われた呪い(うた)は今も背に宿る
ただ歳を重ね 見える世界変われば
可憐な羽根(つばさ)は不要物(いらない)だけだから

悲しみを見せないで(貴方の前で笑う)
陽が沈む前に来て(沈めばこの姿は)
夜が明ける迄 全ての窓を閉めて(見せられないわこんな蝶の姿など)
涙も流れぬなら(ピンで刺して飾って)
抑えることも出来ぬ(想いは膨らむだけ)
『運命の恋』なんてしなかったのに…

隠された棘の刃ば誰かに
傷をつけて在り処を教える

澄み渡る森からの解除の方法(おしえ)は
迷いも無く彼の背を押して

あの三日月の夜 紅い絨毯みたいに
咲き乱れた花と彼と彼女
次第に姿が小さくなりゆくけれど
変化(それ)は美しくまた愛しく見えた

誰よりも大切で(何も怖がらないで)
どうか永久に笑って(月の下を歩いて)
限り或る時間の中で縛られずに(人として生きてそして又出会おう)
此処に約束するよ(必ず迎えに来る)
世界が変わろうとも(その瞳を頼りに)
探し出すよと 残し彼の影は消えた…