BOKUMAMA~もうひとつの誕生日~

「僕のままでいいですか」
「君のままでいいですよ」
彼にはなれない 誰にもなれない
それなのに僕は 愛されることを知った
今日は僕の誕生日

ママ、もう心配なんてしないで
「まだ恋人はいないの?」なんて
電話 もうしなくたってさ
パパ、僕やっとみつけたんだ
ただ遠回りをしてきたんじゃないよ
会わせたい人がいる

「強がること」と「強くあること」の
違いにも気付かないで
ここまで歩いてきたけど

「僕のままでいいですか」
「君のままでいいですよ」
果てしない旅の 終わりと始まりを知る
「僕のままでいいですか」
「君のままでいいですよ」
彼にはなれない 誰にもなれない
それなのに僕は 愛されることを知った
今日は僕の誕生日

雨宿りはもうやめにしたんだ
駆け出すまでどれだけの時間が
流れて いくつの夜が過ぎたのだろう

どしゃ降りの朝 目をつぶりただ
言葉にならぬ想いを まぶたの裏に焼き付けた

空っぽになるくらいに 人を好きになりました
これはこれでまた 素晴らしい日々なのです
片方の翼だけでは 空をつかまえられない
こんなに素敵な 悲しみを連れて
ひとり歩く道… いつか羽ばたけますように

生きててよかったと思った時に はじめて
生まれてきてよかったと思いました
命を照らしてもらって はじめて
命のはじまりに感謝しました

自分の力だけでは 咲かせられぬ花もある
喜びだけでは たどりつけぬ愛もある
ただ日々を過ごすだけでは
見つけられなかったもの
あの独りの日々 この命の意味
あなたと二人で 過ごす僕の誕生日
もう一つの誕生日
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