ピルグリム

幾千の花びらが 風に舞い踊り
桃色の蝶のように 道路(みち)を横切ってく

いつか見てたもの 戻ってはこない時間(とき)

何げない言葉を ささやいたら
君は手をのばし この手をにぎりしめた

めぐりめぐってまた 君と出会った
季節が僕をつかまえる
前を向いてごらんよ 信じてごらんよ
未来はいつも変わろうとしてる

憶えていないこと それはもうたくさんある
そんなこと思い 空を眺めてたら くしゃみ

すぎ去って行ったもの それだけが運命

ほんのささいな 言葉を はきだしたら
君は何も言わず うつむいて 涙こぼした

めぐりめぐってまた 君が消えた
景色が僕をとりかこむ
目をこらしてごらんよ やきつけてごらんよ
あふれる言葉の行き先を

愛といえど 時には ひ弱いもの
それを守れるのは やっぱり愛情なのか

めぐりめぐってまた 君と出会った
季節が僕を包みこむ
思いうかべてごらんよ 素晴らしい日々を
ぜったい 毀(こわ)したくないものを
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