やつらの足音のバラード

なんにもない なんにもない まったく なんにもない
生まれた 生まれた なにが生まれた
星がひとつ 暗い宇宙に 生まれた
星には夜があり そして朝が訪れた
なんにもない 大地に ただ風が吹いていた

なんにもない なんにもない まったく なんにもない
育った 育った 星が育った
愛をひとつ 暗い地球にあずけた
ここにはきみがいて そして僕がおとずれた
なんにもない 大地で 今風がつないだ

山が火を噴き 大地を 氷河がおおった
マンモスの からだを 長い毛がおおった
なんにもない 草原に かすかに
やつらの足音がきこえた 地平線のかなたより
マンモスのにおいとともに やつらが やってきた

やってきた
やってきた
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