名もなき花の詩

こんなはずでは なかったと
唇かみしめ 眠れぬ夜も
足りないものを 嘆(なげ)くより
いまあるものを 誇ればいいさ

陽射しのあたらぬ 場所でさえ
哀しむよりも 羨(うらや)むよりも
今日も咲いてる 慶(よろこ)びを
名もなき花の 人生よ

独り堪(こら)える 寂(さび)しさも
おまえに出会って 静かに消えた
いろんなことを できるより
ただひとつだけ 続けりゃいいさ

群生(まわり)の色には 染まらずに
ただひたすらに ただひたむきに
今日も咲いてる 慶びを
名もなき花の 人生よ

陽射しのあたらぬ 場所でさえ
哀しむよりも 羨むよりも
今日も咲いてる 慶びを
名もなき花の 人生よ
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