Memory

暗闇 ライカ犬は星をみつめた
終わりを 知った顔で 何を思うか

僕らは 何も知らない ままで生きていく
端的な 記号性は 何も語れない

ただ 見えたまま ただ 触ればいい
ただ 感覚を信じて

感情に 響いた 事実だけが 全てじゃないから
現実を 捕まえて 瞬間も何も 切り落とさないでいい

僕らの 眼や耳やそれ以外も全部
存在する 意味はたった一つしかなくて
答えも その先には 何もないから
世界を ありのままに 記録していく

もう 信じた 言葉は どこにもないよ
もう 一人で 決めても それでいいから

記憶へ 綴った 真実でも 全てじゃないから
現象を 感じて 瞬間だけでも 響かせていたい
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