舞姫

さくらの姿(すがた)は 女(おんな)のようね
咲(さ)いては散(ち)って うるわしく
ハラハラ ハラハラ 舞(ま)い踊(おど)る

この世(よ)にいるのは あなたと私(わたし)
哀(かな)しいほどに 美(うつく)しい
女(おんな)は恋(こい)する 舞姫(まいひめ)よ

流(なが)れる川面(かわも)は 浮(う)き世(よ)の小舟(こぶね)
花(はな)びらのせて 人(ひと)のせて
ユラユラ ユラユラ 水(みず)の舞(ま)い

出会(であ)いのめぐりは 過去(かこ)までのぼる
あなたに想(おも)う なつかしさ
女(おんな)はうたかた 舞姫(まいひめ)よ

こちらの夢(ゆめ)やら あちらの夢(ゆめ)か
こころの中(なか)が なぜ見(み)えぬ
シンシン シンシン 雪(ゆき)が舞(ま)う

あなたが呼(よ)ぶなら いますぐそばに
いのちを染(そ)めて 甘(あま)えたい
女(おんな)はいつでも 舞姫(まいひめ)よ
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